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ISO45001取得コンサルの準備追込み中です

ISO45001(OHSMS)取得コンサルの準備追込み中です

ISO45001受注に伴い9001や14001との統合で準備

 ありがたいことに当社ではISO45001構築のコンサルをを2件受注しました。
 すでにISO9001やISO14001を取得している企業さんなので、統合にて進めることとしていますが、ISOも2015年版の改定で統合が格段に進めやすくなりました。

 ISO9001やISO14001はこれまでに沢山の経験値があります。そして安全衛生への取組みも、安全衛生委員会の主催やその支援などで携わることが多かったものですが、ISO45001は初めての経験になるので楽しみでした。

 調査・研究を進めるうちに、過去の体験値を組み直せば、すぐに取り組めることも判明しました。よって今は統合化コンサルを進めるための準備に余念が無い状態です。今の状態でですが、ISO45001について記述をしてみました。

ISO45001は労働安全衛生に携わる人々に待望の国際規格

 労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格ISO45001が昨年の2018年3月に発行されましたが、労働安全衛生に携わる人々にとって、待望の国際規格の誕生だと言われています。

 ISO45001の誕生は日本の労働安全衛生管理がより高いレベルにステップアップするための絶好の機会だと期待されています。
 これまでの日本のボトムアップ型の労働安全衛生「管理」にトップダウン型の「マネジメント」が付加されるからです。

 日本は軽微な労働災害の発生率は格段に低いものの、重篤災害の発生率は米国と同等、欧州各国より劣っているという論文が報告されているそうです。
 ボトムアップ型の「管理」のみでは重篤な労働災害の抑止には限界があると考えられています。

ISO45001に特に期待されている3点

 ISO45001に特に期待されているのは次の3点の改善です。

1.経営層のリーダーシップによる安全文化の向上

 第1点は、経営層のリーダーシップによる安全文化の向上です。
 日本のボトムアップ型の労働安全衛生「管理」は、労働安全衛生法が事業所単位の管理を要求していることもあり、全社的なガバナンスが十分ではなかった組織も数多く存在したことも事実でしょう。
 トップマネジメントがリーダーシップを発揮して、自組織の安全文化を引き上げることこそが労働安全衛生管理(OHSMS)の本質と言っても過言ではありません。

2.労働安全衛生コンプライアンス(法令等順守)改善

 第2点は、労働安全衛生(OHS)コンプライアンス(法令等の順守)の改善です。
 労働安全衛生法は、その規定が広範かつ詳細にわたり、すべてを順守することが難しい法令です。加えて、厚生労働省は2017年よりブラック企業の公表制度をスタートしています。
 その対象は労働基準法のみならず、労働安全衛生法違反により書類送検されると、自動的にブラック企業リストに掲載される規定となっています。

 労働安全衛生法などのOHS関連法令違反は、企業リスクの一つとして捉える必要があります。ISO14001の発行により企業の環境コンプライアンスが大きく改善したように、ISO45001によるOHSコンプライアンスの改善を期待したいものです。

3.システマチックなリスク管理策への移行

 第3点は、システマチックなリスク管理策への移行です。
 近年、多くのグローバル企業がサプライヤーに対するCSR(企業の社会的責任)監査を強化しています。その監査基準には、労働安全衛生も含まれています。

 例えば個人用保護具を例にとると、単に着用するのみでは十分とは認められないわけです。
 個人用保護具の選定、教育、保守、監視を含んだシステムが必要とされるようになっています。経験頼みからシステマチックな労働安全衛生管理に移行する必要があります。

 ISO45001の発行を、日本の労働安全衛生「管理」をあるべきOHSMSに改善する契機とするため、そしてOHSMSがペーパーワークにとどまらず、労働災害の低減と快適な職場環境への改善に寄与するものとするために利用したいものです。

災害はチームメンバーの思いやりで激減できる

 「災害はチームメンバーの思いやりで激減できる」
 世界で最も安全文化が高い組織といわれている米国の化学会社デュポン社が導き出した労働災害防止策の結論です。

 なんと含蓄のある素晴らしい言葉でしょうか。以前、労働安全衛生法は「愛」を具現化した法律である、という方にお話しを伺ったことがありましたが、それを思い出しました。
 単に、しっかりとした決め事をする、それを順守させるということではなく、無事故・無災害で誰しもの安定的な生活を守るという思想こそが、労働安全衛の根本なのでしょう。

 以下労働安全衛生法の抜粋をしておきます。

労働安全衛生法抜粋

(目的)
第一条 この法律は、労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)と相まつて、労働災害の防止のための危害防止基準の確立、責任体制の明確化及び自主的活動の促進の措置を講ずる等その防止に関する総合的計画的な対策を推進することにより職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進することを目的とする。

(事業者等の責務)
第三条 事業者は、単にこの法律で定める労働災害の防止のための最低基準を守るだけでなく、快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて職場における労働者の安全と健康を確保するようにしなければならない。また、事業者は、国が実施する労働災害の防止に関する施策に協力するようにしなければならない。
2 機械、器具その他の設備を設計し、製造し、若しくは輸入する者、原材料を製造し、若しくは輸入する者又は建設物を建設し、若しくは設計する者は、これらの物の設計、製造、輸入又は建設に際して、これらの物が使用されることによる労働災害の発生の防止に資するように努めなければならない。
3 建設工事の注文者等仕事を他人に請け負わせる者は、施工方法、工期等について、安全で衛生的な作業の遂行をそこなうおそれのある条件を附さないように配慮しなければならない。

第四条
労働者は、労働災害を防止するため必要な事項を守るほか、事業者その他の関係者が実施する労働災害の防止に関する措置に協力するように努めなければならない。

安全衛生を順守・徹底して快適な職場環境の形成を

 安全や衛星を損なうと、そこで全てが止まってしまうことも、よくあるわけです。そこには悲劇がつきまとうことでしょう。
 そうならぬよう、所属員全員の幸福を維持していくために、ISO45001は有効に活用したいものです。コンサルを進める上で、気付いたことは、また別の記事でご紹介したいと存じます。

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