世界でいちばん働きがいのある会社を読んで
働きがいのある会社は仕事に誇りを持ち連帯感を持てる
「世界でいちばん働きがいのある会社」という書籍があり、参考になりましたので、エッセンスをご紹介します。
従業員の働きがいは、業種や組織の規模、上場企業か否か、特別な福利厚生があるかどうかとは関係なく、それよりも、働きがいのある会社は、次の点で共通してるそうです。
「従業員が経営者、管理者を信頼し、自分の仕事に誇りを持ち、一緒に働いている人たちと連帯感を持てる」
働きがいのある会社は業績が良い
働きがいのある会社は業績が良いということです。
上述の働きがいのある会社100にランクインする上場会社は、株式への投資リターンが主な株価指数の2~3倍になり、ライバル企業と比べ、売上高成長率や従業員の定着への意向、生産性、イノベーション、顧客サービスなどにおいても勝っているということです。さらに、世界的に同じ傾向が見られることもわかったそうです。
この20年間で企業のリーダーたちは、「従業員にとって良いことは、ビジネスにも良い影響がある」という認識を強めています。
開拓すべき、新たな領域
「ビジネスにおいてこれから開拓すべきなのは、働く人の潜在能力を余すことなく開発することで業績の向上を目指す、という新たな領域である」
経済は、農業、産業、知財の段階を経て発展し、そして今日、人間の本質(情熱、創造性、共に働きたいという気持ちなど)がカギとなる新たな段階に入ったと言えます。
働きがいのある会社は、不信感、経済的な不安、機会の不足といった世界的な問題に対処し、社会の構造に良い影響を与えているそうです。
働きがいのある会社の従業員と同じように、誰もが配慮と公正さと目的意識を経験できたらどうなるでしょうか。そのような組織を経験した人たちは、勢力争いや武力衝突、根強い貧困など、一見手に負えないように思える問題を解決する力を身につけているかもしれません。
ひょっとして、人類の潜在能力を呼び起こせるかもしれません。
それが、働きがいのある会社の本質的なミッションだということでした。以上が書籍に記載してあった内容のエッセンスです。
リーダーは部下の能力を1日1ミリでも伸ばす
「世界でいちばん働きがいのある会社」の中の「働く人の潜在能力を余すことなく開発する」という記述ですが、本当にそうだと痛感します。
リーダーの重要な役目は、部下の能力を最大限に引き出し、1日に1ミリでも限界を突破させて、絶えずの能力開発をさせていくことだと思案します。しかしそれが、言うは易し・行うは難しで、自分の能力開発もそれ以上にしていかないとできないわけです。
成長には様々な意味がありますね。今まで出来なかったことが出来るようになるようなスキルアップは当然ながら、人格の練磨にも関与できないといけません。許せる度量が大きくなることも大きな要素です。
当社も世界で一番とまではいかなくとも、働き甲斐のある会社にしたいものです。
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