深刻な影響を避けるため検討したい「職場の花粉症対策」

2020年4月19日

生産性に深刻な影響も! 検討したい「職場の花粉症対策」

2月から花粉症のシーズンが始まります

 花粉症は、日本人の約4割がかかっているとも言われます。
 花粉症の原因として最もポピュラーなスギ花粉の飛散は、例年、2月に入ると始まりますが、職場での対策はできていますか?

 「花粉症は個人の問題。職場での対策なんておおげさだ」と思うかもしれませんが、実は今、花粉症のために仕事の効率が落ちることによる生産性の低下が、大きな問題となっています。
 その損失額は300億円、医療費・薬代などの費用と合計すると3,000億円を超えるとの試算もあります。

 職場としても、あらかじめ対策を講じることで、うまくシーズンを乗り切りたいものです。

職場でできる対策は?

 職場でできる花粉症対策のポイントは、「花粉をシャットアウトすること(室内に入れないこと)」、「花粉症でない人にも花粉症の理解を深めること」です。
 オフィスに入る前に上着や帽子の花粉を払う、窓やドアを締め切る、エアコンのフィルターを掃除する、加湿器・空気清浄器を利用するといったことが、花粉のシャットアウトには効果的です。

 ただ、花粉症を発症していない人はこうしたことにいい加減になりがちなので、職場全体の理解を得ることも大切となります。

福利厚生的な支援も

 64歳以下の割合と比べて高年齢被保険者の割合が高い産業は、次の通りです。

  • 1位「その他サービス業」
  • 2位「道路旅客運送業」
  • 3位「地方公務」
  • でした。

 逆に、64歳以下の割合と比べて高年齢被保険者の割合が低い産業分類は、次の通りでした。

  • 1位「医療業」
  • 2位「情報サービス業
  • 3位「その他の小売業」

賃金形態の状況

 また、近時は、福利厚生などの面から会社が個人の花粉症対策の支援を行うケースも増えています。例えば、対策グッズや薬にはそれなりの費用がかかりますので、快 適に仕事をしてもらうために職場で支給したり、医療費の一部を負担したり…。

 花粉症のピークの時期に、家から出ずに、あるいは花粉の飛散量が少ない場所で仕事ができるように、テレワークを導入するのも効果的です。
 シーズンが始まる前に、検討してみてはいかがでしょうか。

<出典:日本法令 http://www.horei.co.jp/>

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