「湿度」を管理して冬の快適職場をつくろう!
冬季の職場は「乾燥」に要注意
職場環境の快適さは、作業効率や集中力、社員の健康状態にも影響を与えます。この点、冬季は「乾燥(低湿度)」が問題となっている職場が多いようです。
湿度が低いと、鼻・のど・口の粘膜や、目・皮膚が乾燥し、風邪や疲れ目などの健康影響が生じることも懸念されます。
また、インフルエンザウイルスは、低湿度で活性化します。冬季は、職場の乾燥対策にも目を向けることが求められます。
職場の温度・湿度管理に関する法律
事務所衛生基準規則(昭和47年法律第57号)において、「空気調和設備を設けている場合は、室の気温が17度以上28度以下及び相対湿度が40パーセント以上70パーセント以下になるように努めなければならない。」(第5条)と定められています。
しかし、この基準を満たしていない職場が多いことが従来から指摘されています。
皆さんの職場ではいかがでしょうか。快適な湿度が保たれているか、確認してみてください。
職場でできる湿度管理
屋内の低湿度対策として思い浮かぶのは加湿器の使用ですが、広い空間ではなかなか効果を実感するのが難しいでしょう。近年は調湿機能付きの空調システムもありますが、導入にはコストもかかります。
現実的には、加湿器を用いながら、マスクの着用によりのどを潤す、適度な保温加湿効果を持つ観葉植物を置くといった対策が有効と言えそうです。
なお、ミストが出るタイプの加湿器は、OA機器に影響を及ぼすこともありますので、注意が必要です。
<出典:日本法令 http://www.horei.co.jp/>
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