取組みは今から!「職場の熱中症予防対策」

2020年1月24日

取組みは今から!「職場の熱中症予防対策」

熱中症対策は春先から必要!

 厚生労働省では、職場における熱中症予防対策の一層の推進を図るため、4月を準備期間、5~9月を実施期間とする、「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施しています。

 「今から熱中症対策?」と不思議に思う方もいるかもしれませんが、平成29年5月の全国における熱中症による救急搬送人員数は3,401人にも及んでいます。
 (厚生労働省「平成29年の職場における熱中症による死傷災害の発生状況(速報値)」)
 実は熱中症対策は、春先のこの時期から早くも求められていることなのです。

オフィス作業でも要注意

 「熱中症」というと、屋外での作業が思い浮かびますが、オフィスでの作業に従事する人についても対策が必要です。
 平成29年の熱中症による救急搬送者について、発生場所ごとの人員数を見ると、「道路工事現場、工場、作業所等」(223人、全体の6.6%)よりも、「住居」(983人、全体の23.9%)のほうが多いのです(前掲資料)。

 特に近時は、節電意識の向上により、エアコンの温度設定を高めに設定するオフィスが増えています。
 室内における十分な熱中症対策が望まれます。

職場の熱中症予防対策

 熱中症は、正しい知識を身につけ、適切に対応することで、未然に防ぐことが可能です。
 仕事中に適宜、日陰や涼しいところで休憩を取ること、こまめに水分補給を行うこと、過度に暑さを我慢しないようエアコンの設定温度に気を配ることなど、十分に従業員に周知していきましょう。
 窓に貼ると室内に入る日射を減らし室温の上昇を抑制できる、特殊なフィルムなども市販されています。こうしたグッズも、適宜利用したいものです。

<出典:日本法令 http://www.horei.co.jp/>

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