カナダ13歳クイン・カランダー君が3Dプリンタ製イヤーガード開発

2020年5月5日

カナダ13歳クイン・カランダー君が3Dプリンタ製イヤーガード開発

医療従事者のマスクによる耳の痛みを和らげ成功か

 カナダの13歳ボーイスカウトのクイン・カランダー君は、医療従事者を助けるために、3Dプリンタを使い「イヤーガード」を開発したそうです。
 きっかけは、「マスクによる耳の痛みを和らげる方法を募集する」という地元の病院からの呼びかけを見かけたことだそうです。

 このイヤーガードの両端のツメにマスクのゴムを引っ掛け、後頭部に巻くように装着することで、耳に負担を掛けずに済むそうです。
 実物のイメージは、リンク先の写真でご確認ください。

少しでも世の中に貢献できる自分作りをしたい

 クイン君は1週間かけて1300本以上のイヤーガードを1人で作成し、その内の1215本は地元の医療機関へ提供したというから驚きです。
 さらに、彼の参加するバンクーバーのボランティアグループでは、クイン君が作ったものと合わせて、3300本以上のイヤーガードを各所へ届けているようです。

 このような若い力が世を助ける、なんと素晴らしい出来事でしょうか。日本からこのような話を聞かないのは残念ですが、世界は広いですね。端倪すべき人材がきっと沢山いることでしょう。

 しかし若者と言わずに、我ら壮年の年代でも、具体的な成果を世に提供もできず、なんとも無力感にも苛まされます。
 クイン・カランダー君を見習い、少しでも世の中に貢献できる自分作りをしたいものです。

危機的時代には世代交代が一気に進むのか

 明治維新期は数多の血を流し、若者が台頭しました。危機的時代には世代交代が一気に進むのかも知れません。
 日本の若者も、SNSで他人を茶化したり、ゲームに没頭したりばかりせずに、少しでも己の力を他人のために貢献できるように力を傾注して欲しいと願います。

 クイン・カランダー君は医療従事者の耳の痛みを開放し、素晴らしい発明・功績だと心から経緯を表します。当該の記事はリンク先と共に、以下に転載します。

13歳少年、3Dプリンタ製イヤーガードを開発し、病院に1300本寄付。マスクによる耳の痛みを解消

FINDERS https://finders.me/articles.php?id=1848
文:赤井大祐 2020.04.10

新型コロナウイルスの影響によって、医療従事者はとても過酷な状況で働いている。彼らの耳もまた、マスクのゴムによって大きな負担を強いられている。
そんな医療従事者のために、カナダのバンクーバーに住むとある少年が立ち上がった。

イヤーガードのデータを公開

13歳のボーイスカウトのクイン・カランダー君はある日、「マスクによる耳の痛みを和らげる方法を募集する」という地元の病院からの呼びかけを見かけた。そこでクイン君は、医療従事者を助けるために、3Dプリンタを使い「イヤーガード」を開発した。このイヤーガードの両端のツメにマスクのゴムを引っ掛け、後頭部に巻くように装着することで、耳に負担を掛けずに済むのだ。

クイン君は1週間かけて1300本以上のイヤーガードを1人で作成し、その内の1215本は地元の医療機関へ提供。さらに、彼の参加するバンクーバーのボランティアグループでは、クイン君が作ったものと合わせて、3300本以上のイヤーガードを各所へ届けているようだ。

また、クイン君は誰でもこのイヤーガードを作ることができるよう、3DプリンタメーカーMakerBotが運営するデザインデータ共有サイト「Thingverse」でデータを公開した。

「もしあなたが3Dプリンタを持っていて、地域の医療機関が同じように困っていたら、イヤーガードのデータを公開しているので、ダウンロードして作ってみて下さい」と『MY MODERN MET』の取材を通して呼びかけた。

45万件を超えるシェア

クイン君の母親は今月4日、自身のFacebookでクイン君の取り組みを紹介し、「私たちは病院や医療従事者のために、3Dプリンタを使って寄付するボランティアが必要です」と綴った。この投稿は28万件もの「いいね」、45万件ものシェアを記録した。さらに今月9日、とあるTwitterユーザーがクイン君を称賛し、9万件以上のリツイートを獲得したことで、日本国内でも大きな反響を得ている

今や医療関係者だけでなく、世界中の人々がマスクの着用を強いられている。インターネットを通して世界に拡がるクイン君の発明は、これからもきっと多くの人を助けることだろう。

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