「エコアクション21・サポーター」受験報告

2020年1月21日

「エコアクション21・サポーター」受験報告

環境経営も企業支援の大きなメニューにしたい

 代表の菅野です。昨日の令和元年6月23日(日)に「エコアクション21・サポーター」の講習&試験を池袋で受験してきましたので、ブログで報告いたします。

 環境省が「環境経営」取組みを目指して「エコアクション21」という認証制度を持っています。「環境経営」では、ISO14001が有名ですが、それを中小企業向けにしているものが「エコアクション21」です。
 その「エコアクション21」の更なる普及を目指して、環境省では「エコアクション21・サポーター」を募集しました。

 申し込んだのがギリギリだったせいか、自分が最後尾の席でした。ちなみに受験番号は61でした。ということは、全国で募集定員160名に対して61名の申込だったようです。思ったよりも少なかったのではないでしょうか。

 今回の募集は第一期生ということですが、現在は試験の発表待ちです。感触ではそれなりに正答できたのではないかと思っています。
 結果発表待ちという状況ですが、今回は当社も力を入れていきたい「環境経営」に触れたいと存じます。

エコアクション21とは?

  • 環境省が策定した、政府計画の中に位置付けられた『環境経営システム(EMS)』
  • 中小企業でも効果的・効率的に取り組める、かつ取り組みやすい実質本位の、企業価値を高めることを目的としたEMS
  • 審査において審査員の指導・助言が得られる(ISO14001ではできない)
  • 単なる環境負荷削減の取組ではなく、本業(業務)と結びついた取組を重視
  • 環境経営レポートの作成を推進(ISO14001にはない要求事項)
  • 全国で約8,000社がエコアクション21に取組んでいる
  • ISO14001に比較して、認証・登録に係る費用が安い
  • 認証取得のための支援プログラムが充実(導入初期で専門家の無料派遣制度など)

メリットは経営力向上・組織活性化

 エコアクション21に取り組むメリットとして、経営力向上、組織の活性化ができることを謳っています。
 経営における「課題とチャンス」を明確化するとともに、組織内の環境への取組を総点検することで、従来は入手できなかった様々な経営データの把握が可能となり、経営判断の幅が広がるとしていました。

「環境経営」に取り組むメリットや意義

  • 組織としての方針、目標が明確になる
  • 組織としての行動計画が具体的になる
  • 行動計画が具体的だから実施しやすい
  • やりっぱなしではなく実施結果の確認も必須
  • 目標と結果の差分から次の改善につながる
  • 最終的には、組織としての目標達成に近づいていく

 闇雲に進めるのではなく、システマティックに取り組むための仕組みがEMSだということです。

将来世代の利益をキーワード

 将来世代の利益をキーワードとしており、環境との共生はもちろん、子孫に美しい環境をそのまま残すという理念のもと運営がされています。
 今後エコへの取組は企業を評価するにあたっても、重要キーワードとなる可能性も高く、環境経営や真の働き方改革に向けて、得た学びを具体的なヒントとして発信していきたいと考えています。

 各種支援策も充実しているので、ご縁のある企業さんには具体的に案内をさせていただく所存です。

参考リンク

エコアクション21 中央事務局 一般財団法人 持続性推進機構(IPSuS)
http://ea21.jp/

環境省Eco-CRIP補助事業
http://ea21.jp/eco-crip/

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