『AI』の影響により減少する仕事、増加する仕事は?
厚労省の部会で議論がスタート
最近何かと世間を賑わせている『AI』ですが、中でも我々の仕事への影響が気になるところです。テレビや新聞・雑誌などでも目にする機会が多いのではないでしょうか。
12月初旬に開催された厚生労働省の労働政策審議会(労働政策基本部会)では、「技術革新(AI等)の動向と労働への影響」をテーマに議論がスタートしましたが、ホームページ上で公開された資料の中から「AI導入による仕事への影響」を考えてみます。
求められるは『AI』にはできない仕事
厚生労働省のホームページで公開された資料の中で、シンクタンクや各省庁等による先行研究の内容がまとめられています。
『AI』等で代替可能性の高い(今後減少する)仕事、代替可能性の低い(今後増加する)仕事の例として、以下のものが挙げられています。
【代替可能性の高い(今後減少する)仕事の例】
- 必ずしも特別の知識やスキルが求められない職業
- バックオフィス等、従来型のミドルスキルのホワイトカラーの仕事
- ルーティンタスク
- ホワイトカラーの仕事
- 定型的業務が中心の職種
- 教育水準や所得水準が低い労働者の仕事
【代替可能性の低い(今後増加する)仕事の例】
- 他者との協調や他者の理解、説得、ネゴシエーション、サービス志向性が求められる職業
- 上流工程やIT業務における、ミドルスキル・ハイスキルの仕事
- 人が直接対応することが質や価値の向上につながるサービスに係る仕事
- 新しい付加価値の創出に役立つ技術職
今後は必要な取組みとは?
ビジネスパーソンにとって今後は、「AIを使いこなす能力」や「AIに代替されにくいコミュニケーション能力」を向上するための取組みが必要になってくると言えるでしょう。
<出典:日本法令 http://www.horei.co.jp/>
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