(有)郡司工業さん(神栖市)ISO45001認証取得おめでとう

2022年1月26日

(有)郡司工業さん(神栖市)ISO45001認証取得おめでとう

茨城県でのISO45001認証取得は5指に入るスピード快挙か

 茨城県神栖市の(有)郡司工業さんがISO45001をめでたく認証取得されました。おめでとうございました。
 ISO45001認証は茨城県内ではネットで探した限り、4番目かと予想しているのですが、いずれにしましても、5本の指に入るスピード取得だったことでしょう。

 安全への取組は各社余念なく進めていると推察しますが、やはりISOとして証明を受けるには、それなりのハードルがあり、そのご努力に対して心から敬意を表します。

郡司工業さんはISO9001とISO45001とのダブル認証

 当社グローリレイションでも、ISO45001の認証取得の支援は初めてでしたが、大きな不適合も無く無事にISO45001の認証書が届いた旨のご連絡をいただきました。
 郡司工業さんは、ISO9001の更新を3カ月先に控え、ダブル認証となりました。

 グローリレイションはルール策定や文書作成のご支援をさせていただいておりますが、とても凄い勢いで改善を見せています。
 元々、現場の施工力には定評があり、マネジメント力アップや教育力向上のために取得に向かってきましたが、次第に効果を着実に出していらっしゃいます。

 郡司工業さんがISO9001の認証取得に関しての記事も2記事ほど過去に記述しておりますが、リンク先でご覧いただければ幸いです。

(有)郡司工業さん(神栖市)のISO9001認証取得に立会い

郡司工業さん(神栖市)のISO9001サーベイランス2回目終了

次は品質と安全衛生と環境を統合したマネジメントシステム

 郡司工業さんはISOに取組むに当たって、当初から品質と安全衛生と環境を統合したマネジメントシステムを目指していました。
 施工工事をする業務にあって、安全衛生への徹底した取り組みは至上命題でもあり、永遠に配慮しなくてはいけないことでもあります。
 またCSRが叫ばれている昨今、環境への取組やBCP構築などもとても重要なことです。

 それらを睨んで、品質・安全衛生・環境の3統合マネジメントシステムを構築し、取得に向けて鋭意ご努力をしてまいりました。
 最後に環境マネジメントの認証になりますね。もう1~2年かかるでしょうか。

品質の最たるものは「安全」かも知れない

 労働安全衛生については、建設施工・建築施工・製造にあっては、本当に大切で、安全を損なってしまう、すなわち事故を起こしてしまうと全て止まってしまうと言っても過言では無いでしょう。当社のお客さまでも、品質の最たるものは「安全」であると言い切っているお客さまもあります。

 どの会社さんと関与させていただいても、「安全」への配慮・取組は余念なくしておられます。そんの中でも、ISO45001は今後注目されている規格ですが、一緒に走らせていただき、良かったと感じたところを簡潔に記してみましょう。

ISO45001に取組んで良かった点

  1. 労働安全衛生法について自社に関係する部分を体系的かつ深く理解が進んだ
  2. 順法チェックが日常的になり、法令順守の意識が強固になっている
  3. 日々行っているKY活動をリスクアセスメントを通じて体系だってまとめられた
  4. 規格が「全員参加」を要求しているので、全員参加がかなり進められた
  5. ヒヤリハットも集計され、予防活動にフィードバックされることで、より危険ポイントの明確化とその予防が強固になった
  6. 緊急事態を想定したBCPも整備され、災害に強い組織の手ほどきに

 それ以上にもあるのでが、主だったことは上記の通りです。品質や環境とも統合しているので、チグハグな感じも無く、良い仕事をして本当のプロとして残るために大切であるということが、スムーズに浸透しているような印象を受けました。

労務管理もヒアリングされていた

 今の時代は「働き方改革」も大きなテーマです。
 そんな時代とマッチするのかのように、「労働時間・残業時間」や「有給休暇取得」、そして「健康診断や要観察者への対策」などもヒアリングされていました。確かに労働安全「衛生」なので、それはそうだよなと合点したものであります。

 郡司工業さんでは、働き方改革についても寸分の油断も無く進めており、従業員満足度の高い、コンプライアンス意識の高い会社を目指すという郡司社長の使命感のもと、様々な整備が進んでいます。

 就業規則も自社にマッチさせるように、かなりのグレードアップを果たしました。
 そして、人事評価もきちんと機能させ、従業員のレベルアップに役立つよう、様々な決め事が人事評価と連動させなくてはいけないという意識も高く、人事評価制度や教育体系の整備も進めていく予定です。

BCPも抜かずに構築

 安全衛生と環境では、緊急事態対応も規格で要求される重要事項なのですが、当社では建設業さんの国交省認定BCPも良く支援に当たっておりますので、そのノウハウでBCPについてもルール策定と文書化を進めました。
 その果実として、災害を想定した諸整備も進み、組織としてぼんやりしたところを確実に明確にして、かなり進化した姿を見て取れるようになりました。

 今の異常気象や自然災害多発、そして今回のコロナウイルス感染症拡大を鑑みますと、BCPの重要性が身に沁みますが、その対策まで進められたことは大きいでしょう。

人間力のアップと後進育成が次なるテーマ

 郡司社長と当社社長は、同じ年齢・同じ学年であり、共に53歳になります。
 思想もかなり似通い、共鳴することが多いのですが、人間修行・人格修養が大切であるということに大いに賛同しています。仕事の場面でも、イザという時には人間力や、人間としての素養が左右してしまうという考えです。

 従いまして、仕事という人生道場を通じて、人間力のアップと後進の育成をしていかなければいけないと、共に意気を新たにしています。

 以下のリンク先が(有)郡司工業さんHPです。
 いずれにしましても、郡司工業さんの今後の益々の発展を祈念し、今回のISO中継を〆たいと思います。

→ 有限会社郡司工業さんホームページ

 足場を固めて益々良い会社にしたいという心意気や本当に素晴らしく、ISO45001取得という良い思い出をありがとうございました。

 認証書全面を以下でご紹介します。

(有)郡司工業さん(神栖市)ISO45001認証書

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