オフピーク通勤の導入は検討の価値あり

2020年1月21日

オフピーク通勤の導入は検討の価値あり

東京都が時差通勤のポイント付与実証実験

 東京都が、三菱総合研究所と組んで、時差通勤した人に独自のポイントを付与する実証実験を行います。ポイントの名称は「東京ユアコイン」です。

 ピーク時間を避けて出社するとスマートフォンの専用アプリでポイントを付与し、地区内の店舗の支払いなどに使えるというもので、通勤時の混雑緩和とキャッシュレス化の両面を後押ししようというものです。
 実証実験は約1か月で、ポイントは総額で最大2,500万円分。付与ポイント数を日により変えるなどして効果を探る。民間事業者のポイントにも交換できるようにします。

 また、東急エージェンシーとも連携し、自由が丘など23区内の東急沿線53駅周辺で時差通勤者らに同じポイントを与える実験も行います。

都内の一部私鉄などではすでにポイント付与を本格導入

 混雑緩和のため、時差通勤にポイントを付与する例は、すでに都内の私鉄や地下鉄などでも取り入れられています。
 京急電鉄は7月から、平日朝のラッシュ時間帯(午前7時半~9時)に上り各駅停車を使って品川駅に向かった客に「京急プレミアポイント」を提供するサービスを始めています。
 通勤通学で1年間各停に乗り続ければ4,000円分以上がたまるといい、系列店での買い物に使ったり、航空会社のマイルに交換したりできます。

 対象の電車では、平和島―品川間を走行中、車内放送に合わせて人間がほとんど聞き取れない「非可聴音」を流していて、専用のスマートフォンアプリにこの音を感知させることで乗車が証明され、ポイントが提供される仕組みということです。

 東急電鉄は2009年から、オフピーク通勤を呼びかける「早起き応援キャンペーン」を続けています。
 この夏は午前7時までに沿線の駐輪場を利用したり、午前7時半までに渋谷駅に着いたりすれば、飲食やスポーツ施設で使えるポイントが付与され、田園都市線では3%を超える混雑緩和効果が出たそうです。

働き方改革やワーク・ライフ・バランスに効果も

 国交省によると、東京圏の主要区間の混雑率は、ここ10年ほど165%前後で横ばいが続いているそうです。
 首都圏で時差通勤にポイント還元するサービスが一気に広がりつつあるのには、来夏に迫る東京五輪・パラリンピックに向けた混雑緩和策の側面もあります。

 時差通勤には都市部の通勤の混雑緩和だけでなく、働き方改革やワーク・ライフ・バランスへの配慮といった効果もあります。
 業種や職種によって、一概に取り入れるのは難しいかもしれませんが、この機会に導入を検討してみる価値はあるでしょう。

地方での効果はどうなのか

 都市部ではオフピーク通勤の導入は検討の価値はありそうですが、一方で地方ではどうなのでしょうか。

 当社を当てはめてみますと、朝礼をしたりお客さんの電話対応の準備などがありますので、時刻を遅らせることは現実的ではありませんが、オフピークでも早く出社してもらい、お昼休みを交代で取得したり帰宅時間を早くしたりという取り組みはできそうな気がします。

 しかし車で通勤する従業員ばかりですし、そんなに混雑する話も聞かないので、当社では無縁かと感じました。ただ働き方の柔軟性は益々重要になると予想されますので、思い込まずに、様々シミュレーションやテストはしてみたいと思いました。

<出典:日本法令 http://www.horei.co.jp/>

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