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iso_14_06 [2023/11/29 16:35] – norimasa_kanno | iso_14_06 [2023/11/29 16:41] (現在) – [6.2.2 環境目標を達成するための取組みの計画策定] norimasa_kanno | ||
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■ISO14001:2015では「リスク及び機会」を一括りの用語とし、3.2.11において「潜在的で有害な影響(脅威:threats)及び潜在的で有益な影響(機会:opportunities)」と定義していることに留意することが重要である。 | ■ISO14001:2015では「リスク及び機会」を一括りの用語とし、3.2.11において「潜在的で有害な影響(脅威:threats)及び潜在的で有益な影響(機会:opportunities)」と定義していることに留意することが重要である。 | ||
- | ■課題の例としては、設備の老朽化、要員の高齢化(世代交代)、社会変化、水素自動車の価格低下、太陽光パネルの補助金制度、水資源の管理強化、法令・規制の変化などが考えられる。課題(issue)の意味は「人々が何かについて議論している重要な話題」であり、ネガティブな内容だけでなく、プラスとなる事柄も対象となる。 | + | ■課題の例としては、設備の老朽化、要員の高齢化(世代交代)、社会変化、水素自動車の価格低下、太陽光パネルの補助金制度、水資源の管理強化、法令・規制の変化などが考えられる。課題(issue)の意味は「人々が何かについて議論している重要な話題」であり、ネガティブな内容だけでなく、プラスとなる事柄も対象となる。 |
■「リスク及び機会」の例としては、以下を参考にできる。 | ■「リスク及び機会」の例としては、以下を参考にできる。 | ||
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■この計画は、それぞれの課題を経営レベルで後につづく箇条に振り分けられて具体的に実施される。つまり、著しい環境側面の管理、順守義務のチェック、そしてこれらから発生する可能性のあるリスクを含めて経営レベルの課題のリスクをインプットとしてその後のEMSのどの要素で管理するかを決定するということである(下図参照)。この計画は、他の事業プロセスへの統合により行うこともできる。今回の改訂の最重要ポイントといえる。 | ■この計画は、それぞれの課題を経営レベルで後につづく箇条に振り分けられて具体的に実施される。つまり、著しい環境側面の管理、順守義務のチェック、そしてこれらから発生する可能性のあるリスクを含めて経営レベルの課題のリスクをインプットとしてその後のEMSのどの要素で管理するかを決定するということである(下図参照)。この計画は、他の事業プロセスへの統合により行うこともできる。今回の改訂の最重要ポイントといえる。 | ||
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■経営レベルの「リスクおよび機会」は、マネジメントレビューにおいて、その環境変化が確認される場合も考えられる。但し、その変化を感知するための仕組みは、組み込まれるべきである。例えば、継続的なプロセスとしての会議体や委員会などが考えられる。 | ■経営レベルの「リスクおよび機会」は、マネジメントレビューにおいて、その環境変化が確認される場合も考えられる。但し、その変化を感知するための仕組みは、組み込まれるべきである。例えば、継続的なプロセスとしての会議体や委員会などが考えられる。 | ||
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「環境目標実行計画書」、「進捗管理表」など。 | 「環境目標実行計画書」、「進捗管理表」など。 | ||
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