差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
両方とも前のリビジョン前のリビジョン次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
iso_14_04 [2023/11/29 15:35] – norimasa_kanno | iso_14_04 [2023/11/29 15:54] (現在) – [4.4 環境マネジメントシステム] norimasa_kanno | ||
---|---|---|---|
行 1: | 行 1: | ||
====== 4 組織の状況 ====== | ====== 4 組織の状況 ====== | ||
- | ===== 4.1組織及びその状況の理解 ===== | + | ===== 4.1 組織及びその状況の理解 ===== |
・組織の目的に関連し、且つ、EMSの意図した成果を達成する能力に影響を与える、外部及び内部の課題(issues)を決定(determine)する。 | ・組織の目的に関連し、且つ、EMSの意図した成果を達成する能力に影響を与える、外部及び内部の課題(issues)を決定(determine)する。 | ||
行 29: | 行 29: | ||
■マネジメントシステムの範囲を決定する前に、上記の課題を配慮することが求められる。\\ | ■マネジメントシステムの範囲を決定する前に、上記の課題を配慮することが求められる。\\ | ||
- | (2004年版でも規格の附属害A.1に初期レビューの項目は見られた) | + | (2004年版でも規格の附属害A.1に初期レビューの項目は見られた) |
■決定された課題は環境方針へのインプットとなる。 | ■決定された課題は環境方針へのインプットとなる。 | ||
行 40: | 行 40: | ||
文書化された情報の要求はないが、箇条6.1「リスク及び機会への取組み」では、4.1「内外の課題」と4.2「利害関係者のニーズ」を考慮した「リスク及び機会」に関する文書化した情報が要求されている。\\ | 文書化された情報の要求はないが、箇条6.1「リスク及び機会への取組み」では、4.1「内外の課題」と4.2「利害関係者のニーズ」を考慮した「リスク及び機会」に関する文書化した情報が要求されている。\\ | ||
- | 「事業計画のためのインプット情報」など様々な手法が考えられる。組織が既存で活用している手法や記録等が要件を満たしていれば準用も可能である。 | + | 事例としては、「マクロ環境分析」、「ミクロ環境分析」、「SWOT分析」「組織の課題」「事業計画のためのインプット情報」など様々な手法が考えられる。組織が既存で活用している手法や記録等が要件を満たしていれば準用も可能である。 |
- | ===== 4.2利害関係者のニーズ及び期待の理解 ===== | + | ===== 4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解 ===== |
・以下の事項を決定すること。 | ・以下の事項を決定すること。 | ||
行 76: | 行 76: | ||
{{ : | {{ : | ||
- | ===== 4.3 EMSの適用範囲の決定 ===== | + | ===== 4.3 EMSの適用範囲の決定 ===== |
* ・EMSの適用範囲を定めるために、その境界及び適用可能性を決定する。 | * ・EMSの適用範囲を定めるために、その境界及び適用可能性を決定する。 | ||
行 131: | 行 131: | ||
■プロセスの概念は、下図の様に考えることができる。プロセスの文書化要求はないが、考え方の明確化に文書化は役立つ場合がある。 | ■プロセスの概念は、下図の様に考えることができる。プロセスの文書化要求はないが、考え方の明確化に文書化は役立つ場合がある。 | ||
- | {{ : | + | {{ : |
■「手順(Procedure)」という表現から「プロセス」に用語が変化している。プロセスには手順が含まれているが、手順のみならず、必要な資源や管理指標など必要な要素を有機的に運用することで本来意図するアウトプットを出すことができるという考えから概念を広げて考えるようになった。 | ■「手順(Procedure)」という表現から「プロセス」に用語が変化している。プロセスには手順が含まれているが、手順のみならず、必要な資源や管理指標など必要な要素を有機的に運用することで本来意図するアウトプットを出すことができるという考えから概念を広げて考えるようになった。 |