差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面へのリンク

両方とも前のリビジョン前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
iso_14_03 [2023/11/27 09:36] norimasa_kannoiso_14_03 [2023/11/29 15:23] (現在) norimasa_kanno
行 1: 行 1:
 ====== 3 用語及び定義 ====== ====== 3 用語及び定義 ======
  
-コンテンツが入+ 要求事項に使用されている用語をの箇条3定義す
  
 +----
 +
 +**解説**
 +
 + 2004年版で定義されていない用語があるが、そのほとんどは、附属書SLの共通用語から引用されている。2015年版のISO14001のみに追加されたのは、以下の4用語である。\\
 +  * 1. 環境状態(environmental condition)
 +  * 2. 順守義務(compliance obligation)
 +  * 3. リスク及び機会(risks and opportunities)
 +  * 4. ライフサイクル(life cycle)
 +
 + 1.“環境状態”とは、ある特定の時点において決定される、環境(組織)の活動をとりまくものの様相又は特性のこと。2004年版では、「組織が環境に与える影響」を考慮していたが、2015年版では、「環境の変化が組織に与える影響」も考慮することを求められており、その影響のことを意味する言葉として環境状態が定義された。
 +
 + 2. 順守義務とは、組織が順守しなければならない法的要求事項、及び組織が順守しなければならない又は順守することを選んだその他の要求事項のことである。また、順守義務は、要求事項の随所で登場する用語である(4.2.c、4.3.b、5.2.d、6.1.1.c、6.1.3、6.1.4.a、6.2.1、7.2.a、7.3.d、7.4.1.d、7.4.3、7.5.1、9.1.1、9.1.2、9.3.b、9.3.d項で言及)。
 +
 + 3. 要求事項では、“リスク”と“機会”を個別な用語とし使用していない。“リスク及び機会”を一括りの用語として用いているので、“リスク及び機会”を「潜在的で有害の影響(脅威:threats)及び潜在的で有益な影響(機会:opportunities)」と置き換えて解釈しても良い。
 +
 + 4.“ライフサイクル”とは、原材料の取得又は天然資源の産出から、最終処分までを含む、連続的でかつ相互に関連する製品(又はサービス)システムの段階群のことである。
 +
 + 5. また、附属書SLの共通用語ではないが、2004年版から引き続き定義されている用語は以下である。
 +
 +{{ :iso14001_3_図.png?nolink&600 |}}
  
  
  
 {{page>[iso_09]#[ISO(2015)改訂テキストのメニュー]}} {{page>[iso_09]#[ISO(2015)改訂テキストのメニュー]}}
iso_14_03.1701045417.txt.gz · 最終更新: by norimasa_kanno
CC Attribution-Share Alike 4.0 International
Driven by DokuWiki Recent changes RSS feed Valid CSS Valid XHTML 1.0