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行 68: | 行 68: | ||
実際に組織として、「市場調査」、「アンケート調査」等、あるいは、CSRレポート等で記載されるようなステークホルダーダイアログ/エンゲージメントを既に活用している場合は、それらもその役割を果たす。 | 実際に組織として、「市場調査」、「アンケート調査」等、あるいは、CSRレポート等で記載されるようなステークホルダーダイアログ/エンゲージメントを既に活用している場合は、それらもその役割を果たす。 | ||
- | {{ :042利害県警者ニーズ.png? | + | {{ :isolt:042利害関係者ニーズ.png? |
===== 4.3 QMSの適用範囲の決定 ===== | ===== 4.3 QMSの適用範囲の決定 ===== | ||
行 111: | 行 111: | ||
* g)プロセスの監視、測定、評価方法、及び、プロセスの変更 | * g)プロセスの監視、測定、評価方法、及び、プロセスの変更 | ||
* h)プロセス及びQMSを改善する機会 | * h)プロセス及びQMSを改善する機会 | ||
- | + | ||
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行 122: | 行 122: | ||
■(プロセスマップの例) | ■(プロセスマップの例) | ||
- | {{ : | + | {{ :isolt: |
■プロセスアプローチに取組む理由としては、事業活動をプロセスという観点でより詳細な単位に捉えなおすことにより、各プロセスの管理すべき項目が明確になり、顧客満足に向けた取組みを効率的に改善することが推進される。各プロセスからどのように結果が生み出されるかを理解することにより、組織はそのパフォーマンスを最適化することができる。 | ■プロセスアプローチに取組む理由としては、事業活動をプロセスという観点でより詳細な単位に捉えなおすことにより、各プロセスの管理すべき項目が明確になり、顧客満足に向けた取組みを効率的に改善することが推進される。各プロセスからどのように結果が生み出されるかを理解することにより、組織はそのパフォーマンスを最適化することができる。 | ||
行 132: | 行 132: | ||
■プロセスの概念は、次項の図(タートル図)の様に考えることができる。プロセスの文書化要求はないが、考えを明確にするために、文書化は役立つ場合がある。 | ■プロセスの概念は、次項の図(タートル図)の様に考えることができる。プロセスの文書化要求はないが、考えを明確にするために、文書化は役立つ場合がある。 | ||
- | {{ : | + | {{ :isolt: |
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行 140: | 行 140: | ||
この箇条で要求される文書化された情報はないが、箇条4.4.2で要求されている。 | この箇条で要求される文書化された情報はないが、箇条4.4.2で要求されている。 | ||
+ | ==== 4.4.2 以下の項目を実施する。 ==== | ||
+ | * a. プロセス運用の支援に必要な文書化した情報の維持(文書類) | ||
+ | * b. プロセスの計画的実施の実証に必要な程度の文書化した情報の保持(記録類) | ||
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+ | **解説** | ||
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+ | ■「プロセス運用の支援に必要な文書化した情報の維持(maintain)」と「プロセスの計画的実施の実証に必要な程度の文書化した情報の保持(retain)」の二つの文書化された情報を要求している。 | ||
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+ | ■「文書化した情報を維持する(maintain)」場合は「文書」、「文書化した情報を保持する(retain)」場合は「記録」を意味する。 | ||
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+ | ■「品質マニュアル」というタイトルの文書は要求されていないが、「プロセス運用の支援に必要な文書化した情報」は要求されている。 | ||
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+ | **文書、記録例** | ||
+ | 「品質マニュアル」、「プロセスマップ」、「プロセスのタートル図」、「プロセスの運用手順」、「プロセスの監視・測定結果」など。 | ||
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