相手の立場に立つことの気付き

2006年05月05日

相手の立場に立つ

 以下の話に接してなるほどと思いましたので、ご披露します。

 

 

(ここから)
 心理学で「自立する」「大人になる」とは、「相手には相手の考え方や事情がある。相手は、私の思い通りになる存在ではない。おたがいの違いを受け入れあっていこう。」という心理状態になることでしたね。
 つまり「相手の立場に立つ」ことができる状態です。

 あるお医者さんが講演をした時の話です。
 その方は、子宮ガンの権威であり、講演テーマも「子宮ガンとその発見」だったそうです。

 聴衆はほとんどが女性です。
 その方は、スライド映像などを見せながら、
 「スライドをご覧下さい。このように、子宮ガンは子宮の入口にできることが多いのです。」と説明しました。

 講演が終わって、控え室に一人の女性がやってきたそうです。

 その女性は言いました。
 「先生は講演の中で、スライドを指差して、子宮ガンの多くは、子宮の入口にできるとおっしゃいましたね!」
 「はい、言いましたよ。スライドで見せましたように、子宮ガンの9割は、子宮の入口にできるのです。」
 「先生は入口とおっしゃいますが、私は、あのあたりは出口だと思っておりました。」

 これを聞いた瞬間、そのお医者さんは愕然としたそうです。
 「私は今まで、あそこは入口だと思っていたが、一方的なものの見方をしていた!男性の立場から見ればあそこは入口だけど、女性の立場から見ればあそこは出口だったのか!」

 愕然とする医者に、その女性は言ったそうです。
 「では先生、これからは『出入口』と呼ばれてはいかがですか?」

 さて、その後「出入口」と呼ばれたかどうか知りませんが、いずれにせよ、私達は、自分の立場から見てしまうことが多いようです。


 作家の遠藤周作さんがご存命の時の話です。
 遠藤さんは、ある時、次のような気づきを得たそうです。
 「そうか!私の目から見れば、私の人生の主役は私で、妻は登場人物であるけれど、妻の目から見れば、妻こそが人生の主役で、私の方が登場人物にすぎないのだ!」

 奥様を理解できた瞬間だったそうです。


「理解する」は英語でunderstandです。
under(下に)stand(立つ)・・・・・「下に立つ」という意味です。

 私達は、自分が上に立って、自分の立場から相手を見ることをしがちですが、自分が下に立って、相手の立場になってみて、はじめて相手のことを理解できるんでしょうね。
(ここまで)


これを読んで皆様はどのように感じましたでしょうか?

2006年05月05日

カテゴリー:幹部・社内教育支援

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